パジャマ
冬用のあったかいパジャマを愛用しています。
ふわふわ素材で寒い夜もこれでしのげます。
安いところで買って(たしか千円程度だった)、肌触りがいいのは着ていてきもちがいい。
これなら寝転がってもきもちいい。あっちへ転がっても、こっちへ転がっても、一回転してもきもちいい。
一日中着ていたい…けど、そういうわけにはいかない。
仕事があるのだ。
うう…朝は寒い。けれども起き上がるときにふわっと肌をなでてくれるだけで、ほんのちょっぴりうれしい。
全身なにかに包まれてる…!
という。
どうせなら頭も顔も首も足も手の先も包まれてたい!
ただ、
(―――全身ピンク)
そう、そのパジャマはピンクなのです。上下とも。
ピンクマンになってしまう。
誰に見られるわけではないが、そんなわたしでいいのだろうか……。いい歳して。
名探偵コナンの犯人役である全身黒タイツ、ならぬ全身ふわふわピンクは許されるのだろうか。
全身黒タイツはあれはあれで似合ってる(?)。許される。
だがアラサーの女がピンクマン。
———いや、いいはずだ。
監視カメラがあるわけでもない。なにかのドッキリもない…はずだ。
だから…せめて家の中だけは、わたしの世界にしよう!
まずは頭もふわふわのなにかをかぶろうか…。上下ピンクなら、どうせなら頭もピンクのなにかがいい…(?)。
―――ピンクで満たす…世間ではわたしは「痛い」部類に入るのであろう…。許しておくれ。