日焼け止め
わたしは年中日焼け止めを塗る。
それは日焼けしたくないから。黒くなったからだは好きじゃないから、というのもある。
そう、美白命なのだ。
だから昔は、夏は2時間置きに塗りなおしして冬は3時間置きに塗りなおし。
そのおかげで白々していた。
さすがに生まれつき白いひとよりは黒かっただろうが。
でもやっぱり白い手とか白い顔とか見ると、にんまりしてしまう。自己満足。
そのわりに顔は相も変わらず、美の影が見当たらない。ああ、せめてパーツがよければ…。そう、なくなく嘆いてもしょうがない。
せめてシミを増やすのを防がなければ。
そもそもわたしが美白をはじめたのは、シミが原因なのだ。
シミが突如、20半ばにかけてできたのだ。それはそれは、……ショックすぎてしばらく鏡の前から目が離せなかった。
そんな…もっとシミなんてまだまだ先だとおもってたのに。
それからネットを漁り、美白すればシミが薄まるらしいという情報を得て、考えた。
わたしは金がない。美白なんたら~は高級化粧品だ。どうすればいい。
そこで美白するならただ焼けなければいい、ということだろうと思いつく。
よし、わたしはそれで行くぞ!と息巻いてさっそく日焼け止めクリームを買いに行った。
なるべく安く、SPFは低くていいから何度も塗りなおしできるような大容量のもの。塗ったあと不健康な白さではないこと。においが強くないもの。
ということでたどりついたのは、ビオレのUVマイルドケアミルク。
これは安くて石鹸で落ちる。においもしないし、大容量。
何年も一年中使ってて、肌荒れも起こしたことない。
だが最近、これが見つからない。生産終了してしまったのか。わたしが知らないところでまだはびこっていたら、探しにいきたい。
———そんなわけで、今このビオレのが手元にないので新しい日焼け止めに挑戦した。
これは税込み600円くらいで手に入れた。
触れ込みにも書いてある通り、「まるで化粧水水感ベール」というのは当たっている。
さすがに化粧水のように水、とまではいかないが、水を多く含んださらさらのクリームのような質感。出した直後はかたちをとどめているが、ひとなですると消えてなくなっちゃう。そして、ひんやり。スース―する、とまでいかない。ただ気持ちのいいひんやり感に包まれる。
これぞ、夏にはもってこいだ。
だが2つ悪いところを言わせてもらうと、においとベタベタ感。
においは、鼻につんとくるような。日焼け止めに多い、あのにおい。キンカンを3分の2薄くしたような感じ。でも数分経つと、においは気にならなくなるが。
そして、あとはベタベタ感。
これはどうしようもないのかな。いつまで経ってもベタベタ感が残る。塗った直後よりはマシになるが。
先に記したビオレの方は、さらさら感が続くのでなんとか改善できるような問題では……?
まあそこはライバル社だから企業秘密問題かもしれん。
以上より、わたしの日焼け止めに関しての記事はおわり。
そうだ、書くの忘れてたけど、がんばって日焼け止めを塗りなおしてたらシミはほぼ完全になくなった。それはすっごくうれしくて感動したよ。「シミなくなった!」って母に顔見せに行ったもん。
話はそれたが、それにしても日焼け止めクリームっていっぱい種類があるのね。日焼けを気にしてからこういうことに興味をもったけど、最近はちょっとさぼり気味。
ステイホーム中だからね。
でもシミが復活してきた…。うーん、またこのシミが濃くならないうちに対処せねば。日焼け止めが永遠に手放せない毎日。