妄想ものコト

アラサー&メンヘラのコウコがおもったこと

りんごうさぎ

中学生のとき、調理実習がありました。

りんごでうさぎさんを作ろう!というもの。たしか他にも味噌汁やなにかも作った気がしますが、りんごうさぎしか覚えてません。

そういうわけで……。

りんごうさぎ。

りんご×うさぎというのは無理やりくっつけた感が強いが(失礼)、一応やってみた。

よくお弁当とかに入っている、皆さんもよく知っている皮の部分をうさぎの耳にするやつですね。あれです。

恥ずかしながら、そのとき初めてやってみたんです。

見た目は知ってる、よく知ってる。うん、できる。できるはずだ。だいじょうぶ。

と、包丁をにぎり隠れてやってみた。(恥ずかしかったから)

で、できた…!

家庭科の先生に見てもらい、採点をいただく。

「うーん、2ね」

え……。

たしかそのとき3段階中、3が良、2ががんばりましょう、1がやり直し。だったとおもいます。

に、2…ですか…。

ほかの同級生のを見てみると、おどろいた。

あ…耳の部分立たせるのか———と。

つまり、耳の部分(皮)と身の間に切れ込みを入れる。それを忘れていたのだ。

わたしのりんごうさぎは耳がくっついたまま。皮のいらないところだけ剥いだだけだった。

ある意味、特殊なうさぎ。

耳と胴体がつながったままなんて。

どうりでほかの同級生よりも時間がかかったわけだ。

案の定、誰にも見られないように隠れて胃の中におさめました。

ごちそうさまでした。

 

今はちゃんと、作れます。だいじょうぶです。

若かりし頃の苦い思い出です。

 

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