妄想ものコト

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【ハミザベス】栗田有起

ハミザベス (集英社文庫) | 栗田 有起 |本 | 通販 | Amazon

 

 

栗田先生の本は今回で2冊目。

1冊目は「マルコの夢」という作品を読んだけど、内容忘れてしまいました……。

 

 

さて、今回は「ハミザベス」という作品。

本書は2編で構成されていて、「ハミザベス」のほかに「豆姉妹」も含まれている。

 

 

「ハミザベス」は父の遺産として、マンションを一部屋とハムスターを受け取る、主人公まちる。

そのマンションで暮らす日常、父の同居人だった女性……。

登場人物との不思議な関係。物語は流れる会話で紡がれていく。

 

 

「豆姉妹」は、まるで双子のように顔が瓜二つの姉妹。

看護師だった姉はSMの女王様へ。

妹は突然アフロに。

夜に滝行するおっさん。

妹の立場での日常が書かれている。

 

 

感想として、「豆姉妹」の方が面白かった。

特徴的なエピソードが多めだったからかな。

2編とも共通するのは、流れるような会話が心地いい。

そして、むずかしい表現やまわりくどい言い回しがないのでさらさらと読めました。

 

また栗田先生の作品を読みたいです。