【太陽のパスタ、豆のスープ】宮下奈都
太陽のパスタ、豆のスープ (集英社文庫) | 宮下 奈都 |本 | 通販 | Amazon
“結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽。
彼女に手を差し伸べたのは、叔母であるロッカさん。
ロッカさんが提案したのは“ドリフターズ・リスト”(やりたいことリスト)の作成だった。
わたしのやりたいことはなにか。できることはなにか。
自分の心に向き合うことで、すこしづつだが明日羽に変化が生まれていく———。”
読んだ感想として、主人公はわりとポジティブで鈍いんだな、と思いました。
そんな主人公はきらいではないです。むしろなんやかんやうらやましい。
ドリフターズ・リストは、合うひとには合うだろうが、わたしだったら書き出したらやらなきゃいけない!と気張ってしまいそうで難しい。
まあでも、がんばれるときに、がんばれる人が、がんばればいいんだと思うよ
ロッカさんの言葉。
そうだよね、となっとくした。
そのときどきで、感情の起伏があったり、力がみなぎったりするわけだから 、よく考えたら当たり前のことで。
みんな平然と仕事してるけど、内心動揺していたり、心が折れそうになっていたりするんでしょうか。
みなさん、立派です。
【名探偵コナン 警察学校編 上下】原作・青山剛昌 作画・新井隆広
降谷零の警察学校時代の過去が描かれています。
表紙からわかるように、この5人組が中心となって物語は進んでいきます。
5人とも個性が強く、頭がよく、それぞれの役割もちゃんと理解し行動できる。
常に冷静沈着でいられるのは、決してネガティブに考えないこと。
臨機応変な対応を自然とできるのは、警察官見習いだからというわけではなく、自分の確固とした芯があるから。
あとひとつ、忘れていたのですがこの5人、アニメに登場していたんですね。
降谷さんと松田さんは登場していたのは知っているのですが、ほかの3人も出演していたとは……。
たった2巻で終わりですが、内容は濃かったです。
コナンから派生したこういう物語もいいですね。