【カラフル】森絵都
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森絵都先生の作品です。
““ぼくの魂”は天使業界の抽選に当たり、自殺を図った少年・真の体へホームステイすることになった。
学校生活、家庭生活をおくるなか、誤解していた真の周囲のひとたちに触れていき、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるーーーー。”
最初読んだとき、わたしこういうエンタメ系?ファンタジー系?は苦手かなーって思い、併読しながらパラパラ読み始めた。
だが、半分ほど読み進めたところで勢いがつき読破。
思ってたより面白かったかな。
ネタばれになってしまうかわからないけど、
“ぼく”が生きていくのに不安がっていると、
「せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイだと気楽に考えればいい」
たしかにそうなんだけど、そう思えないのがむずかしいところ。
そう思えて生きていければ楽なのだろうに。
ああ、スナフキンみたいな、気分は旅人でありたい。
ほんとうに。