【へその緒スープ】群ようこ
群ようこ著の「へその緒スープ」。
読んで驚いたのが、群先生はこういうホラー系って書くんだ!?ってびっくりしました。
一番最初に読んだのが、「かもめ食堂」というほんわかした作品だったから。
まあそれは置いといて、
この作品は10編の短編集ホラー。
ひとびとの心の闇というか、ほとんどのひとが心の奥底にもっているかもしれない「毒」を主人公の周りに登場させている。
現実ではいなそうでいそうなひとたち。
その後、振り回された主人公たちはどうなったのか。知りたいような知りたくないような。どろどろの展開になりそうなのは目に見えている。
……といろいろ書きましたが、
再読するには余裕があるときか刺激がほしいときしか読めないかなぁ。
でもいろんな人間模様を垣間見れておもしろかったです。
名探偵コナン『緋色の弾丸』を観に行きました
現在公開中のコナンを観に行きました。
ネタばれになるのであまり詳しくは書きませんが、正直もうすこし赤井さんの出番が欲しかったかなーって印象でした。
登場人物一人ひとりの特性を生かした行動が、結果事件の終息につながったのでよかった。
土地勘がないと、さらに都内にくわしくないとなにがなんだかわかりずらかったです。
だけど結末は正直予測できました。
でもスピード感はあって、さすがコナンだなとおもいました。
来年の映画もたのしみです。
【カラフル】森絵都
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森絵都先生の作品です。
““ぼくの魂”は天使業界の抽選に当たり、自殺を図った少年・真の体へホームステイすることになった。
学校生活、家庭生活をおくるなか、誤解していた真の周囲のひとたちに触れていき、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるーーーー。”
最初読んだとき、わたしこういうエンタメ系?ファンタジー系?は苦手かなーって思い、併読しながらパラパラ読み始めた。
だが、半分ほど読み進めたところで勢いがつき読破。
思ってたより面白かったかな。
ネタばれになってしまうかわからないけど、
“ぼく”が生きていくのに不安がっていると、
「せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイだと気楽に考えればいい」
たしかにそうなんだけど、そう思えないのがむずかしいところ。
そう思えて生きていければ楽なのだろうに。
ああ、スナフキンみたいな、気分は旅人でありたい。
ほんとうに。